▼江戸開府400年記念コラム「江戸ゲノム」(堕病原体処方箋 泗銃號昭和七銃蜂年蜂月参日発行より) 

 渋谷のセンター街を抜け、エービーシーという靴屋の向かいのマクドナルド
の脇道、路地を入っていくとドンツキ手前左手地下にその串揚げ屋さんはあり
ました。寝坊して遅刻した痲酔が暖簾を潜ると、夕方四時から呑んでるお二方
の話は盛り上がっていました。加わった痲酔も何だかよく判らないが、喋り倒
し、午後九時を回り、解散となり…家路へ…
 帰宅の最中、気が付いたのはどうも今日の風は穏やかであると言うこと。
「梅雨明けかな?」
 季節の変わり目ですのでやや風邪気味なあたくしとしましても、皮膚と内部
の温度差に苦しみながらも、快い。ぼーとしてました。
ただひたすらぼおおおおと。
 空が微妙に晴れていて、東京はいつもこんな感じですけども。ええ。ちょい
とバルコニーで目をつむって、たぶん顔はにやけてたかな?ええ、勿論全裸で
したけどそれがなにか?そうです。くわえ煙草です。勿論ですってば…アハハ
って誰としゃべってんだか…
 ちょっといい気分で何の気為しに携帯を見ると、0が三つ並んでる。にやけ
顔のまま、電話。ダイヤル1・7・7…ピピピ…ピン!!!
「零時丁度をお知らせいたします。」
 いつのまにか30歳になって一週間が経過してしまいました。
 バースデェメールくださった皆様ありがとうございました。
 謹んでお礼申し上げます。
 「イエーイ三十代!」
とまあ何つうか全く進歩のない痲酔ですが、今後ともよろしくお願いします。
 今年の誕生日は少なくも変化がありました。昨年までは
 「もうこんなにも生きてしまった」
という感覚でしたが、
 「もう30年も経ってしまった。」
と。あっという間だったなあ。去年までは長く感じていた人生も、今年は短く
なり…後ね。20代で死ぬという積年の夢を叶えられなかった記念日でもござ
います。もうこのさえ還暦までは生きてやる!と意気込んだ途端にこの風邪だ
もんな。我ながら天晴れだよな。
 さてはて誕生日当日ですが。昼過ぎから憂斬拉致ってお袋の墓参りに行きま
したね。お袋の墓は三崎にあります。神奈川県です。お袋25歳の誕生日に痲
酔はこの世に生を受けた。25歳の真夏に初子を産んだ女性は眼前の墓石に眠
っているわけです。不思議なものだな。先祖とお袋と憂斬に囲まれた痲酔はと
ても嬉しいんです。けど、なんかこの人達にはひたすら弱者きどりな痲酔はま
るで太鼓持ちの様相…まあいいか。
 まあとにもかくにも次号かもしくは次次号はなんかこのメルマガも変化を遂
げているはずです。がんばれえ俺…いやおいら…

 すいません暑いのに。暑いですね。皆様も体調にはお気をつけて。