lunatic(半狂乱)

ここに居ることなんて、
誰も認識できやしない。
月の灯りに照らされて、
夜空を見上げりゃ、星なんてなくて。
淀んだ空気を吸って、
麻薬撲滅を訴える。
日銭を稼いで、後は野となれ。
反対されたら、絶望に打ちひしがれ、
それでも目標なんかと向き合って
低空飛行の夢の為、今宵も
床につく。
心地よい眠りにゃ夢なんて必要無い。
夢見るのは心地悪さを隠す為。
寝てから見る夢をを見る白昼夢。
冷たく白い朝が来て、まどろみのなかで
凍てついた世間に出て行く。
刹那さなんてもう忘れちまった。
明日があるなんて信じて、
無くてもまた絶望すりゃいいさ。

狂いたい。もう狂いたい。
半端に狂った俺と君。
もう認めちゃえ。全部知った顔しちゃえ。
それでどうにかなるさ。
生きてりゃどうにかなるさ。
半端なクズは殆どばれたりしないのだから。