kidney(支配)

其処まで辿り着いたら、もはや手出しは出来ないであろう。
其方にとって「毒」でも我々にとっては「薬」
いやもしかしたら其方の仰る通り、毒物である方が
好都合なのかもしれない。

待て!
其処まで要求される覚えはない。
其の「毒」で肢体を満たす事こそ我々にとっての悦楽。
其方の価値体系の中で全てを一括りにする事自体に批判など無い。
けれども、我々としても拒否する権利は行使する。
まあ百歩譲るとして、空気の重さに耐えられない
我々に否が無いとも言いがたい。
問題はあるだろう。

さあ少しでも理解して頂けたのなら放っておいてもらおうか。
其方が気に病んだところで滅亡を先送りさせるだけなのだ。

根本的には其方の支配したい様にはならないのだ。