偶然の恋人

偶然の恋人 2枚組スペシャルエディション [DVD]
日本は世界で一番映画の鑑賞料金が高い。
具体的な事は知らないし、知っても仕方がないので、どうでもいいのだが、
そんな噂が筆者の耳に入ってきた。

そんなせつな
関東地方にある新幹線も停車する大ターミナル駅の某映画館が幕を下ろした。
場末の館?は大人の事情という奴で色々と台所事情が苦しいのだろう。
古い街の古い映画館。
いい時代があったから、悪くなるとその苦しさは絶大だ。
だがしかし不景気なんて言っても実際は貯蓄世界一の國。金がないなんて嘘である。
昔のような経営ではやっていけない。そういうことなんだろうな。
筆者には計り知れないけども。

当日は昼間にジョン・レノンミュージアムに行った。
何年経とうと存在し続ける帝王もいる。
ジョン・レノンさんはお亡くなりになられてからも
エルビス・プレスリーに次ぐ程お金を稼いでおられるらしい。
シネコンにおされ、世界一高価な映画館賞にあおりを受け沈み行くものもあるのに。

本作は小さい館だけれど長い歴史に終止符を打つ一本として選ばれた。
「偶然の恋人」

くだらない
内容すら覚えていない。
(生まれて初めて映写室から映画見たから雰囲気に呑まれてしまってというのもあるが)

当たり前だが本作もたくさんの出演者とスタッフを抱え、こんな極東にまで配給されている。
しかも世界一の価格でだ。

虚しさだけが去来する。