痲酔ヤスタカ獨言第弐回「言の葉」 (ウィルスダスト通信 「膿」  

日本人にとって最良の伝達手段は恐らく「日本語」だろう
つまり言語を用いて人間は意思伝達するケースがことのほか多い。
無形なものをこの言語で表現して、人に伝えるのは
酷く無理の多い手段で、時々私は儚く思える

「伝わればいい」
とか
「伝わればいいってもんじゃない」
とかそんな次元に捕らわれてしまうのはちょっとイヤなわけである。
だって結局伝達って「想像力」なんだ。

こっちの手段を相手の想像力で見極めてもらうことなんだ。
だから、「想像力」のベクトルが違うと結局言語も無力なんだよね。

もちろんもっと他の手段でも同じなんだけど、
言葉は一番慣れてるはずなのに、逆に伝わらない。
きっと慣れすぎて、拒んでる部分があるんだろうね。