夢の島

今混沌ノ落書キ7號板を見ていてふと
思ったんですが
おいらやっぱり知識に頼った
暮らしをしてないんだなって。
エンドさんの書き込み(混沌ノ落書キ7號参照)
まんじゅうこわい」はトラウマか?
という問いに対し、
あれ?そういえば厳密に「饅頭恐い」って
どんなだっけ?とか思ってしまいました。
で、数少ない手元にある資料を調べると
載ってない。
また別の機会に調べることにしようと諦めました。

そもそも「記憶の捏造」主義ですから
知識に頼る暮らしはむいてないんだと
つくづく感じます。
記憶力が旺盛だと捏造に邪魔ですからね。
まあこの辺は以前の江戸ゲノムにも
書きましたので、参照してください。

例えば、
おいらも映画を映画館で20本ぐらいは見てるし
落語も同等の数字を記録だし、
音楽に至っては最近かなりの幅広いジャンルを
耳にしているし、ライブにも足を運んでいる。
書籍も月に3冊は読んでるし、
雑誌も週三冊、新聞も毎日くまなく読んでいる
TVは見ませんが、レンタルヴィデヲもかなりの
本数見て、ネットサーフィンもかなり好きだし、
とこれだけ幅広く情報収集してるわりに
映画だとキャストや内容は勿論タイトルだって
忘れてしまうし、落語も家に帰ってきたら
何度も聞いた噺だからか、勿論忘れるし
寄席だと誰が出演していたかも定かじゃなくなる。
小説も何度も戻って、人の名前が憶えられず
とん挫することもしばしば・・・
うんちくなんて夢のまた夢・・・・

映画評論家のおすぎさんは年間600本ほど
映画を鑑賞なさるそうですが
そこで培ったうんちくを3年分をTVで一年で
浪費するそうです。
(ジョニー氏の受け売りですが)
消費社会とはよく言ったもので
おいらもその一端を担ってるんだと
危惧しちゃいます。
まるでスーパーのビニール袋やなんかと
同じような部類なのかも知れない・・・

東京は江戸川区というところは
どう考えてもどんどん陸地が
増えていってるんです。
所謂夢の島・・・埋め立て地ですね。
痲酔のまことしやかな認識では
埋め立ては江戸時代から行っている。
江戸落語で出てくる佃島は船で渡ってるんですね
今は地続きですから、凄い話だよな
晴海や13号地(いかにもなネーミングだなあ)
、流行のお台場もそうですね。
消費社会が産んだ典型的なモノなのかも
知れないですな。
新たに買った方が安い、新しく作った方が早い
まあそんな考えも江戸っ子には
あったようでございます。

ちょっと噺が極論じみてるんで
戻しますが、
これだけのものに触れていても
残るのは僅かなんです。
その中で残ってるモノってのは
凄いのかも知れない
(プラス思考だなあ・・・)

「饅頭恐い」
勿論知ってますよ。
でもいい加減なことも言えないから、
ちゃんと調べよう。
小説に出てきた難しい漢字もちゃんと調べよう。

消費って言うけど、そいつは生産だからね。
げんに使ったモノを次々に塵として
産み出してるわけですから。
だから「作る」ってのと「壊す」ってのも
同じ事ですよね。
作るための材料を変形させてるんだから。
まあ小綺麗な言葉で括ればそれなりに
ぐっときていいのかもしれないですけどね
(それはどうかな?)

これだけ情報があふれかえってるのに
こんな文章にしか表せないなんて
とても歯痒いなあ。
(反省してる場合じゃない)
はい肝に銘じますよ。ええ。

まあどうでもいいですな。全くもって