御徒町ー後楽園 〜TC(仮)桟月朔日分収録記〜

営団地下鉄日比谷線の仲御徒町駅で、
JR御徒町駅方面の出口を出ると
トタンばりの壁にロープ、そこにハンガーで
不思議な模様のTシャツが3着がつるしてある。
通りに出るとアメ横近くの店が建ち並び、
ちょっとえげつない。

今日はTC(仮)の収録日である。
本編でも言っているとおり、
前日によこかわ氏から
「明日はどおだろう?」
と言われ、即答した。暇だったのではなく、楽しみにしていたのだ。
と相変わらずその場ののりで、
よこかわ氏が仕事で来訪している御徒町に約束の時刻より早く到着。
散歩がてらちょいとばかし気になるスポットを確認したかったのだ。

一つ目はアメ横の靴屋さんが集合しているゾーン。
(高架下のミニタリー屋の並びの演歌専門レコード屋の親父が粋な背広を着ている)
そこにいつもあの見慣れた看板を持ってる
黄色いウィンドブレイカーの若者が立っている。
新宿のアルタ横の靴屋街や
渋谷のセンター街のマクドナルドの前なんかに
立ってる若者と同じ格好。
そうABCストアだかマートだかだ。
そのABCなんちゃらが下町上野に・・・?
何処にあるんだろうと思ったら、ありました。
メインストリート(この場合アメ横の一本昭和通側)から更に
一本奥に入った路地。しかもかなりの客数の少なさ。
渋谷や新宿はかなりラッシュなのに。
やはり上野だからか、それとも外れてるからか。
おっと電話。よこかわ氏からだ。
「今はですね。昭和通ですね。ampm?・・・あ、ありました」
そこにはもう一軒気になる店があったんだけど、
今日は諦めるか、などと思いながら
徒町集合という当初の約束を忘れた痲酔は上野方面へ歩みを進める。
だってampmあるんだもん。

結局色々あって多慶屋の前に集合。
多慶屋は昭和通にある大型ディスカウントストアです。
秋葉原に近いこともありかなり安いです。)
多慶屋は土曜日ということもありかなりの混み具合で中に入れないほど。
凄いなあ。不景気だからなあ。
などと矛盾した事などを喚きながら、
よこかわ氏と今日の予定を話し合う。
まず昼食をとる。
次に秋葉原でよこかわ氏がDVDレコーダーを購入する。
ととりあえずそこまで決まる。

上野と秋葉原の間は昭和通だとあまり何もない。
だからまあ自然と話しに夢中になる徒歩となるわけで
収録で使うネタを除外しつつ、話さなくてはならない。
くー歯痒い。うっかり喉から滑り落ちてしまいそうだ。
もう舌先から声帯のふるえを押さえる事が出来ない。
とそんなせつな秋葉原到着。
行きたい店が見あたらないので、FFでいいか。
ウェンディーズへ。
やはりうっかり色々話し込んでしまう。
やってしまった。内容は全く忘れたけど、
だいぶスウィングしていたように思う。

秋葉原には通り沿いの大手の他に
西新宿の「想い出横丁」のような雰囲気の電気屋さん街がJRの駅前に存在する。
ディープな秋葉系の方々は詳しいだろうが
痲酔はかなりの機械音痴(関係ないか)。
秋葉はかなりちんぷんかんぷんなのだ。
秋葉原は子供の頃から恐怖の的で今でもそのトラウマから
抜け出せずにいる(大袈裟だ)
痲酔は一応東海大学海洋学部海洋資源学科という理系の大學に進学しており
子供の頃から親にPCを買ってもらったりしてるが
電話番号など数字の羅列を見ると頭痛がして
ヴィデヲの録画予約も出来ない。
(PCのセットアップはできるけどね)
だから(何がだからだ)秋葉原は恐い。
何だかその手の音痴度を世間に露呈しているように
感じるわけである。

秋葉原を抜け、ほっと一息。
でもそういえば収録まだですよね。
まあいいやとりあえずさ。秋葉原まで来たんだし、
神田明神にお参りでもしましょうか。
なんて具合で、お参り。
厳かでいいですな。落ち着きますな。
と神社好きな二人はお参り。
おお、あの石丸電機は昭和ですな。
などと言いながら、目指すは本郷ですな。
折り紙千代紙の専門店を見付けましたよ。
所謂和菓子屋さんの様な佇まいなのに売ってるのは
折り紙。ぐっと来ますな。
あまりにもぐっと来すぎてたじろいで指銜えて
ウィンドウショッピング。
それにしてもこの通り凄い昭和ですね。
土曜日で車も人も全然いないし、最高ですな。
あっという間に本郷三丁目の駅。
じゃあまあ、電車で池袋の方まで行けば色々あるんじゃないか?
ってな具合で丸の内線。乗るなりすぐによこかわ氏が
「あ!ベースボールカフェなんかどお?」
との提案。いいですねえ。ネオトキヲですね。
ってんで痲酔も理解を示し、一駅で降車。
歩けば良かったね。と確かに本郷三丁目駅にも
「東京ドームまで徒歩○○分」
と書いてありますしな。
後楽園駅を出るとすぐに東京ドームBIG EGG
東京ドームの真上に東京ドームホテルが顔を出しております。
東京ドームも何だかネヲトキヲには欠かせない存在ですよね。
海外スポーツが野外ものが多いわりに
日本古来の遊びには屋内のモノが多い。
四季の移り変わりが激しいから、
外的条件に苛まれるのを嫌った結果でしょうか?
その象徴的なモノが東京ドームなのかもしれない。
元来野球以外はサッカーやラグビーより
バレーボールや柔道、屋内テニス、国技の相撲のような屋内の方が
もてはやされていた気がするんですね。
今はそんな事ないですけど、水泳とかもそう。
だから野球だけがネックだったのかも知れない。
そいつをがっと解決したのが東京ドーム。
実は東京人の心なのかもしれない。
勿論千社札はりとか花見とかありますけどね。

でしかもこの東京ドーム。
実際大きさでは他のドームにはかなわないけど
何か段々と情緒が出てきたように感じるのです。

痲酔は知らなかったんですけど、
よこかわ氏が裏ドームに連れてってくれましてね。
後楽園駅から出てドームの外部のバルコニー状になった所に昇りますよね。
それでみんな(おいらも)左の方に曲がるんですけども
あえて右に行く。
すると、天下の東京ドームなのに通路が
どんどん狭くなるんですね。
これが実に情緒があるんだ。
驚いてしまいました。

さて、ベースボールカフェに到着。
いやいや賑やかでいいじゃないですか。
痲酔は小学生の頃からヤクルトファンですから
ベースボールよりも野球派。
でもまあここは譲歩して、松井選手もホームラン打ったことですし
(それは一昨日のことなのでこの時点では知りませんでしたが)
店内へ。

いきなり大リーグのユニフォームを着た若い男女の店員さんが
ポップコーンなんぞ出してくれまして、
これはいわばお通しってことなんですな。
店内はモニターが吊されていて大リーグの中継がやってる。

とここらで本編は始まっております。
本編の最後にボーナストラックとか
騒いでおりますが、あれは今後のお楽しみに。

今日歩いた散歩道皆さんも如何でしょうか?
ネヲトキヲの奥行きがぐっと見えてくるかも知れません。
では本編をお楽しみに。

まあどうでもいいんですけど・・・