新年

新年は結局浜松で迎えた。
この縁(えん)も縁(ゆかり)もない地で
2004年、平成16年、昭和79年は始まった。

全ては昨日の格闘技イヴェントの責任だ。
教育TVには談志師匠が出演していたし、
31日に一日かけて東京に帰省してる場合じゃないよ。

何はともわれ新年だ。
新年明けましておめでとうだ。

初詣にとある小さな神社の利用。
地元民のふりをした紅い革パンツのお兄ちゃんは
甘酒を喰らう。流石にお屠蘇は気が引ける。

昼頃

大学の劇研の後輩の家を後にし、
浜松駅で定番の夜のお菓子を購入し
東名バスに乗り込んだ。
窓の向こうで行楽日和な小春日和に浮かぶ
後輩の一寸寂しげな切なげな表情に思わず涙が浮かぶ。

東名バス内では昨夜の格闘技イベントのお浚いとばかりに
日刊スポーツをひらげ、あ〜でもない、こ〜でもないと
思考し続け、ときをり睡眠をとり
ときをり辺りを観察し・・・

先ほど鰻パイと共に購入した「鰻バーガー」成る奇怪な食物を頬張り
ときをりトイレに駆け込む。

日が暮れてきた。JR浜松駅→東京駅は一日4本しか
運行しておらず、しかもこの12:00発が最終ときたもんだ。
元日だから混んでない。
山の緑の色が変わってきた
空模様も変貌している。

東京駅に着くと突然散歩したくなった。
散歩していると珈琲が呑みたくなった。
暗い丸ビル、ライトアップされた東京駅
ルミナリエだかミレナリオだかは今日の朝で終わったらしい。
もう日は暮れた。

自宅からの最寄りの駅に到着。
自転車置き場も正月休みで歩いたね。
ゆっくりとぼとぼとね。

年賀状が来ている。
年賀状は数年前に書かなくなった。
でも毎年数通は来ている。
きたものには返す習慣だ。

年賀メールは数年前から始めた
今年も作った。
蠢く・・・・初春の蟲。
さあスタートだ。
心の琴線に触れるノスタルジーが始まった。
今年はどのくらい息苦しいのか?
21世紀も4年目だ。

http://www.virusdust.jp/nenga2004/nenga.htm