ブティックライブ 二子玉川高島屋/Cafe IDEE

蟲メンバーでシェロというバンドのa2cのB面というか
他の参加ユニットがいよいよ始動という
其処でまあa2cから是非是非・・・いやいや無理矢理来い!
とのことでまあ蟲の使いっ走りっぷりを発揮しての
おべんちゃらで「はいはい勿論ですよ。首領様」
てな台詞を引っ提げ、さあニコタマだ!
「二子玉川」といえば、
大学の後輩の大野が昨年住んでいたし
半蔵門線が東武伊勢崎線と連結して、
北千住から「二子玉川行き」とやらを目にしたり
苦手な三軒茶屋に行くとき、急行で田園都市線の次の駅だったり
とそんな良く見かける地名であるにしても
私の生活には全く無関係の土地であった。
ネットなどの情報によると街をあげて高島屋な所在
所沢における西武の如く。
まあ交通までが高島屋ってわけじゃないから
所沢とはちと違うが・・・
駅周辺の街は高島屋にほぼ独占され、
驚いたのは高島屋にテナントとして路面店の如く
軒を連ねている日本人御用達の海外ブランドのべたさ。
まあ具体名は控えるが、なんとも解りやすい
さてはて
高島屋のメインストリートからやや外れた
路面から入店するといきなり地下三階の
(此の説明凄く解りづらいね。)
一角に辿り着いた。
R246のほど近く。駅前で偶然加納先生とぽえKに合流しなかったら
恐らく独りではたどり着けまいて・・・
IDEEという雑貨屋さんの中にあるカフェ・・・
カフェの中に雑貨屋さんという感じ。
そのオープンテラスの一角でライブはたんたんと始まった。
オープンテラス部は満員だったので
先ほどのお二人と現地で合流したmamboくんと
痲酔はカフェでくつろぎ、よもやライブ鑑賞という雰囲気ではない。
駄弁りながら、聞こえてくる素敵な音楽。
時々目をやると、a2cが見える。
確かにジャンルはシェロとは違うし、ここはライブハウスじゃないし
という形式的な違いはあるけれど
a2cは全く一緒だった。
淡々と残り香を炎天下に放出していた。変な表現だが。
そもそもライブハウスで音楽を聴くという行為自体が
それほど好きではない私としては
こんな感じ凄く好きだ。
先日の桟虚@iyacaさんとの対談でも語っているとおり
日常的な風景に溶け込んだ芸術ってのは
突然異空間に誘ってくれるという効用があり
実にぐっとくるものがある。
逆にもの凄い違和感が其処に存在するとフィットしないという
なんというかセンスの問題が出てくるが
それを見事に乗り切るととても嬉しくなるわけだ。
そういう意味でこのバンドは生理的にも実に好きになった
次回も行こう。穏やかな中に狂気が鏤められているという
喜びは何にも代え難いから。