「mingle with the common man vol.3『ココから、はじまル。』」in 横浜STspot

横浜のSTspotという劇場は好きな場所である。
何と言ったらよいか、繁華街にある劇場よりも
オフィス街や住宅街に入り込んでいる場所が好きなのである。
駅ギャラリーの方が美術館よりも好きなと同じだ。
日常的な風景からふと路地を入ると異空間へと誘われる感じである。
さて、このたびは家の従姉妹で蟲にも名を連ねている居相毅のユニットDMSのなつえさんの妹さんが作・演出をしている舞台を見に行った。勿論姉のなつえさんのお誘いで。
いななんというのかね?久しぶりにこんなに暖かい芝居を観た気がする。
「面白い」とか「旨い」とか「好きだ」という感想は時々持つにしても
“暖かい”なんて感想は随分前にまで遡らねばないな。
記憶が確かならば伽藍博物堂という静岡の劇団の「あさきゆめみし」という芝居以来だろうから
ざっと7年かな
舞台の特性としてあげられるのは何と言ってもライブであろう。
生で五感を刺激させられるところが良さの一つだと私は考える。
勿論視覚的に聴覚的にという部分は映画でも味わえる。
残る三感はどおだろう?触感はちと芝居でも難しい。
しかし匂いや温度は直接触れることは可能である。
しかしこれらに出会うことはなかなかないのが実状だ。
あくまで個人的なことだけども。
匂いは結構難しいんですな。
匂いって好き嫌いが激しいでしょ?
香水とかでもかなり好き嫌いって別れる。無味無臭が好かれたりもするし。
温度はいいんじゃないかね?と思うのです。
しかしこれらを見せるには大変な努力が必要じゃないかと思うのですな。
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