9souls 

ナイン・ソウルズ [DVD]
毎度書いているが人間とは本来あまり誉められた生命体であるとは言い難い。
私自身は其処を人間のたまらない魅力と決め、現在私の人生の弁解としている。
生命体の本分は恐らく遺伝子の伝播、つまりその種の繁栄である。
平たく言えば子孫を残し、長寿を基本としている。
他の生命体は無意識に本分に準じ、生涯に幕を下ろすらしいのに、
人間はどうやら、“生きる意味”だのを求め、彷徨う。
その“生きる意味”は一般的に自発的もしくは同一生命体他者からの評価
といった形で得ることが出来るようで、それらを求める行為行動を産み出す
モチベーションを欲望と言う。
他生命体にも欲望はあるだろう。
他生命体のそれは本分を成し遂げる為だけに発生するだろうから、
つまり人間界では愛と呼んでいる。
この愛と欲望が他生命体は一致しているのに対し、人間はかけ離れているようだから困る。
人間界には矛盾という言葉があるが、人間自体が矛盾の塊であろう。
その矛盾した人間がこれだけ繁栄してしまった地球という惑星では、
寧ろ本分を貫き通さない方が繁栄していくという矛盾が生まれてしまった。
量的な民主主義的な考えで物事を進めれば、つまり元来の本分は伏されたと言ってもよいといえるね。
でも仕方がない。それで人類は進んでいるんだから、考えたってしょうがあるまい。
個人が考えてもどうにもならない。いやそうかもしれん。・・・(ゴドーをまちながらより)
となって、私も寝ちまう。これの繰り返し。それを繰り返しこうなっちゃった。
しかし、やっぱり困るんだ。
数が多いし、人類は他の生命体と根本的に交わろうとしないし、
交われないしてんで、群を為す。しかも矛盾の塊達で・・・だから
このさえ常識という学習をガキの頃からさせて、ちったあルール決めをしなけりゃもたない。
ということで、常識が出来る。
しかし、一人非常識が生まれ、其方の方が暮らしやすそうだとなったら、
非常識になだれ込み、どっちが常識だか、解らなくなるし、
常識って言っても自分のメリット・・・つまり欲望重視だから、
破綻する。
なんかいい加減な説明過ぎるから、この日記を片っ端から読めば、ちったあ
おいらの言いたいことが解るかもしれない。
でも解らなくたって別に困らないから、読み流せばいいんじゃないかね?
とも思う。まあいいや。
じゃあしょうがなく国が別れてるし、不文律はやめにして、このさへ
法律にしてしまえと偉い人が法律を作る。
常識というルールの前では単なる非常識者だった皆さんが犯罪者というレッテルを
貼られるようになる。とこうやって無理矢理論理っぽく書いたが、
当たり前のことだし、おいらが書くことはないね。
つまり矛盾はダメだ。ってことだ。人間はきちんと暮らすべきであるということだ。
じゃないと困る人が沢山出てくるよ。ってことなのであろう。
「人に迷惑かけなけりゃいいじゃん」
ってことだが、実際には迷惑かけないなんて無理。
迷惑を処理するという行為を職業としているわけだし。
できるだけ最小限に押さえるにはルールとなる。
でもこれホントは弱肉強食の人間以外の世界では・・・辞めた。
矛盾だらけの人間という生命体がいるから、こさえたルールからはみ出た人間を
矛盾を抱えた人間が裁く。当たり前のことだ。
弱肉強食の他生命体の世界では当然のこと。もっと非道い。
しかし裁く側が裁かれる側よりも弱ければ、逆にやられる。
弱い方が悪いと成る。まあこれ人間界でも言えることだけど。
それじゃああんまりだから、ルールとなって、
犯罪者は強かれど、生かしちゃおけないとなるんだね。
しかし強すぎる犯罪者は残るわけでね。これは仕方のないことだ。
強すぎない法律的非常識人を犯罪者と呼ぶのかな。
じゃあこの違いは何かって言うと、解らない。
常識人と非常識人の違いは最早あんまり解らない。
法律を破る人と破らない人の違いも大小を無視すれば、解らない。
人間は一様に欲望を持っている。つまり愛を違う形で使っている。
それらを得るため、守るため、“できてる”内はなんでもないけど、
“できない”となったら、犯罪か、狂気か二つに一つだろう。
しかし、それは割と正常な状態ではなかろうか?
いや正常ではなく、異常が人間の本来であって、
だから矛盾だらけなのだ。それをルールでおさえて・・・また繰り返し。
この線を引いているのも人間だから、もうしょうがないでしょうな。
いやなんだったら、ぬきんでることだよ。痲酔の如く弁解は辞めてね。
またまたおいら如きが言う事じゃない。
結局この線上を行ったり来たり、あんまり離れないで、行くのがいいのかね?
それを平和と呼ぶのなら、ギリギリで結構だ。
となった頃にはすっかり布団の中で寝息を立てている私である。
ZZZZZZZZZZ・・・・・