Mの憂鬱
その限りなく完成に近い世界に 足を踏み入れるのは勇気のいることだ。 本人達が望もうと望まざると その世界は他の追随を許さない 例えその関係性がどんなものであろうと 他という存在がどれだけ大きなモノであろうと それは壊れはしない。 そう他からの破壊…
段取りとか言うのは吹っ飛ばしたいな なんだか下らなく思えてくる その場しのぎでいいんじゃねえか? 換えって期待してしまうし
愛車でハイウェイを飛ばす かつて栄えた港町は 単なる観光名所に形態を変え 寂れた今でも俺様を包み込むように 迎えてくれる。 女郎や老舗旅館や芸者の三味線の音色は 消えても、海は列記として そこに存在しているのだ そこにはある女の墓がある。 俺様にと…
所詮は表し方の違いなのかもしれぬ
別離やここに居るはずの人間が 去っていく。 その時に必ず残される人 怒りや悲しみ、寂しさなどが去来する わけだが 俺様は思う。 奴はきっとここよりもずっといいところに 行くんだと。 それを止める事は出来ないんだと。 ここに何かを残していくことはない…