二日目(七月一日(土)

朝になった。家の裏に防空郷の跡があった。
だんなさんが彫刻したお坊さんが立っていた。クールだ。
朝食をご馳走になった。
車で江ノ島に連れていってもらった。
彼は今日仕事だと言うのに親切な人だ。ありがたい。
鎌倉プリンス、旦那さんの母校。134号。

11:30藤沢駅で二人とわかれた。
驚きなのは
東京から藤沢までと藤沢から宇佐美まで殆ど料金が変わらないことだ
ブエナビスタソシアルクラブを聞きながら、
東海道線1280円のキップを握り締める。
約半日ぶりのブンタで一服。
喫煙所の隣に立つ小股の切れ上がった良い女風が強風の為
点けられないライターをつけてやる。
12:15国府津駅到着。3番線から2番線に乗り換え。
時間がないけどまた一服。沼津ゆきに乗る。
この日記を車内で書きつづける。
小田原で乗ってきたガングロカップルが必要以上にいちゃいちゃしてる。
海が永遠に見えている。私はそれに見とれ筆を休める。
こんなことを繰り返す。旅だなあ。
ブエナビスタが電車の心地よい揺れとマッチして、
私を独りに葬ってくれているのに
その強烈な存在感でガングロカップルは五月蝿い。七月だと言うのに。
熱海に到着。静岡県突入!伊東線に乗りかえ。座席はいっぱいだ。
何故か女子中学生らしき集団に車内で囲まれてる。落ち着かないなあ。
仕方なく車外を見つめながらメールする。海がずーと広がる。
心地よいけど中学生が汗臭い。まあそれもいいか。

宇佐美に到着。宇佐美は伊東の前の駅だ。知人の迎えを待つ。
待っている間、女子中学生ら数人が私を指差しながら、
「絶対意識してるよねえ。」
と口々に小声のつもりで話して、はしりさっていく。
私は何を意識してるのだろう?
その辺のおばさんに質問を浴びせると怖がられる。
結局何の解決もしなかった。
ところでこの駅お袋の実家の駅と似てるなあ。
夏休みのたんびにいったっけなあ。
知人と伊豆めぐりをしてから、あらかじめ取っておいた宿に向かう。
途中でガーリックはうすと言う店で明太子スパとエスプレッソを頂く。
まあまあかな。
宿で久々にTVを見る、面白くないなあ。風呂に入る。
素泊まりなので晩飯を抜く。理由は二つある。
めんどいのとただ独りになりたかった。
コロナを呑んで寝て、起きて風呂に入る。此れを繰り返す。
室内では殆ど全裸でいた。だいぶリフレされた。明日は清水だ!