第7日目(七月六日)

virusdust2000-07-06

起きると朝食が出ていた。うまい。朝食なんて久しぶりに食った。
凄く気を使わせたなあ。なんか悪い事した。
真っ赤なゴルフで駅まで送ってくれた。何から何まですいません。
真っ赤なゴルフかっちょええ。ちょっと欲しい痲酔であった。
名古屋駅に戻る。
インターネットカフェとか漫画喫茶とか探したけど、
見当たらなくて、しかたなくまたエスプレッソを飲む事にした。
週刊プロレス片手にAnytimeというこじゃれた喫茶で。
KAZUと待ち合わせたので、名鉄で西春駅に向かった。
西春で散歩。名鉄パレの1Fの広場で一服。
吹き抜けになってる大広間にじいさん、ばあさんが集っている。
話し相手を捜しているのだ。でも皆ぼおっとしてる。
デカイTVが置いてあって、無数のテーブルに椅子。
灰皿のある席を確保。灰皿は一つしかない。
大荷物をテーブルの上に置き、煙草に火をつける。
「FUEL」という雑誌を取りだし、読む。
当然といえば当然なのだが、
やがてこの縞模様の長袖シャツの若者は話し相手として、
老人の集中砲火を浴びる事になる。
灰皿を囲む。じいさんばあさん。痲酔は色々話しを聞く。
じいさん、ばあさんの話を聞くのは得意分野だ。
だって面白い。以前入院してる時もそんな感じだった。
毎日、じいさんばあさんの話し相手だった。
いやいや、私が相手してもらってたのかな?
個人的には一方的に喋るばあさんが楽だね。
水商売やってたばあさんの話しをじっくり聞いた。
そこにどうみても10代の女の子がその喫煙所で巻き起こる集会に
飛びこんできた。そして痲酔に
「お兄ちゃん、煙草頂戴!」
とねだってきた。ざわめくじじばば。
私は拒んで見せたけど、一本あげた。
しょうがないよ。痲酔もそんなころから吸ってたし、
子供を説教したいのはそんなことじゃないし・・・・
彼女は一服すると行ってしまった。
彼女が一服してる間、じじばばは停止していたように思う。
とにかく静かだった。去りし後の質問攻めでふと気づいた。
じじばばは痲酔のおんなだと思ったらしく、茶化してきた。
無実の罪を着せられた痲酔ヤスタカは
その判決に不服を申立て、あっさりと説得した。
そしたら今度は彼女の悪口だ。そして「最近の若い子」という
話にまで膨れ上がり、ご満悦のご様子。
いい暇つぶしになったよとでも、言わんばかりの表情で
次々と去っていった。痲酔は台風に巻き込まれたくらい。
その後は静かだった。そして少し淋しくなった。
また雑誌に目を通していると、さっきの女の子が戻ってきた。
「お兄ちゃん、煙草買って」
などと言う。まあ私はめんどくさいので買ってやった。
今度は嫌な顔一つせずに。
搭乗まで暇を持て余してる私にとって、
飛んで火にいる夏の遊び相手だ。
彼女はジュリと言う名らしい。仕事が無くぶらぶらして、
同じくぶらぶらしてる人に煙草をせがんでると言う。
面白そうなので、罠にはまって見る事にした。
だってこの娘、ラリってる。
ジュリ「カラオケ行こうよ。」
痲酔「でも俺は歌わないよ。」
ジュリ「なんで?」
痲酔「なんでも。」
などと会話がかみ合わないまま、カラオケに向かった。
閑散とした街並の中にそれなりに広いカラオケ。
客は誰もいない。もう一時間しか時間が無いので、
娘は金持ってないから、痲酔が1000円払う。
部屋に行く途中。私は何故私に話しかけたかを問うと娘は
「かっこいいから」
と。私はききなれぬ言葉に、照れ笑いを浮かべる一方で、
なるほど秀逸な作戦?だと心の中で手をうった。
バブル期の不法入国者のやり口やね。
部屋に入ると、娘はらりった眼で私を柔らかく見つめ、
微笑みながら接吻をせがんだ。痲酔は
「なんで?」
と普通に聞いた。何の悪意も無いふりをして。
質問の答えを言う替わりに娘は大急ぎで、
服を脱ぎ始めた。私はもう何も言わなかった。
つまらなかったからだ。もうちょっとひねってよ。
こういう事故には良く会うからしかたないけど、
性別が反対だったら、最悪だよ。
しかもさあここ誰かに見つかって娘が泣こうもんなら、
痲酔はあっという間に犯罪者扱いさ。
でもまあオモシロけりゃそれでもいいけど、
この人の話を聞かない娘につまらなさを持ってしまったのよ。
私は何もせず遠くを見た。されるがままだ。
私は疲れたので、天井を見つめ、冷房をつけ、涼んだ。
娘が一生懸命になる数だけ、私は呆れ顔を浮かべた。
「これで金稼いでるの?」
私はこんな極めて失礼な質問までぶつける始末。
娘は思いきり否定したが、行為自体は止めようとしない。
あーあめんどくさいなあ。こういうのはさあ。
お互い楽しんでやんなきゃ意味無いジャン!と思って、
もううんざりだ。私はその場を去った。
少し後悔したが、やな気分にさせられたのも事実なのだ。
愛なんて無くても良いけど、つまんないのはやだよ。
西春駅から、バスで15分ほど、いよいよ空港だ!

バス内で50円拾った。これくらいで罪にとわれたくないので、
運転手さんにわたす。もう何か法に敏感になってる今日だ。
KAZUとやっと逢えた。サラリーマンなのね。もう君は。
彼は大学の後輩だ。今は名古屋で薬屋だ。勿論合法よ。
たぶん。名古屋近辺の方は買って上げてください。
河北薬局だっけ?ちょっとわかんないけど・・・・。
空港内で「サービスセット」といういい加減な食物を口にした。
紙コップの珈琲、冷凍のハンバーガーとフライドポテト。
何故か笑いが止まらなかった。

いよいよ飛行機で沖縄へ。ちょっと豪華にANAだぜ!
ドキドキ。三保で購入したサンダルが軽くなった気がする。
座席に着くと、あっスチワーデスさんだ。そういえば、
なりさんに写真撮るようにいわれたなあ。またどきどきしてきた。
客はまばらだ。そうだ!日記まとめとこうかな。
そうこうする高揚した私の耳にアナウンスが聞こえてくる。
いよいよ離陸だね。変な話し、こういう時変に覚悟決めたりする。
で、「サヨナラ名古屋、サヨナラ母国」と心に刻む。
飛行機に乗るといつもそうだ。でもちょっとまて国内線だし、
名古屋は生まれ育った町では勿論無い。
と自分に突っ込みをいれつつも、ボーイングは離陸を始めた。
台風が近づいて、飛行機は割合揺れたが
私はペンを休めなかった。客室乗務員さんが
珈琲を持ってきてくれた時、軽い会釈したのみだ。
そんな中、一人のスチュワーデスさんが痲酔に話しかけてきた。
日記の執筆に興味をもったらしい。おっと綺麗な人だなあ。
すっかり友達気分で30分談笑した。<営業妨害だね。


今日は色々あったけど。まだまだつづくのよ。
だってまだ17:00だもんね。
いやあ旅行ってホントに色々あって面白いね。何てほんとに感じた。
あ!沖縄が見えてきた。

痲酔が飛行機から降り、トイレに向かい、出てくると
那覇空港ロビーにはもう誰も居なかった。
で、痲酔は早速タウンページを見た。
痲酔には沖縄在住の同級生がいる。
しかし何の連絡もしなかった。
というより連絡が取れなかった。
痲酔がいつも駄目人間を推進してるのは、
その友人の存在がでかいのだ。
沖縄。右も左も分からない。
友人の名は・・・ロドとしておこう。
ロドはOKINAWA johoというミニコミ盾フ
営業とか編集とかやってて、そのミニコミ盾フ
PNなのである。ロドというのが。
相変わらずロドの携帯はつながらない。
GWからずっとだ。
謔闕№ヲず会社の住所を調べ向かうことにした。
OKINAWA johoは久茂地というところにあるらしい。
久茂地?なんて読むのかな?
その辺のおっさんに聞くことにした。
どうやら「くもぢ」と読むらしい。確かにそう読めるな。


空港の窓の外に見える映像は正にアメリカだね。

バス停に到着。空港出口を出てすぐだ。熱風が暑い。
名古屋が寒かったから長袖は失敗だった。
サミットの影響でポリスマンが沢山いる。
バスの前に立ってるおっさんに
「久茂地」は県庁前で降りれば良いと聞かされる。
サンキューオヤジ!バスに乗り込む。
国道58号線を海沿いに走り、街が見えてきた。
おうおうここ写真で見たことあるよ。
国際通りだね!バスを降りる。
意味なくぶらぶら。暑いけど心地よい。
女の子が可愛い。男の子がカッコイイ!
スーパー江戸人贋>酔としては濃い顔は羨ましいなあ。
楽園だね。「うおー」雄たけび上げたいけど、我慢。
U歩は続く。西表島在住の友人に℡。またぶらぶら。2條ヤほど。
住所区分がメチャクチャで全然わからん。
でも何故か人には聞かなかった。
まあ急いでるわけじゃないし、一人でどうにかしたかったのね。
痲酔は自分ではいつも誰かを頼ってきたと思うのね。
だからってわけじゃないけど、
そんなきぶんになった。

OKINAWA joho発見!待ってみたが、何だから電話してみた。
遂にロドと遭遇。「YS」という喫茶店で待つように言われる。
10分で行くといわれたけど、やっぱり一時間以上待たされる。
流石だ。早速脱帽。駄目人間だ。更にロド痲酔に必�に謝る。
この辺の駄目っぷりもやはり流石だ。痲酔と似ている。
呑みに行く。ブレスエンタープライズという会社の
新店オープン記念にロドの付き添いとしてもぐりこみ、
「フリーライター」と紹介され、ただ酒、ただ飯を食う。
後にこの会社からありがとうと手紙が東京の家に届いている。
二軒目は「デ感太」という居�骼・・蹈匹・真佑・Э佑鮟犬瓩討・譴董「
楽しかった。酔っ払いロドを担いで家に連れてった。
そしてロドの家に泊めてもらった。と長い一日は終わったのだよ。

塁トに長い一日だったなあ。