静岡県清水市三保(折戸)

我が東海大学海洋学部演劇研究会の卒業公演を
観劇するために静岡に行って来ました。
痲酔が丁度三年前東京に戻ってくる時に
一回生だった彼らが遂に卒業。
ということは痲酔が静岡で接した学部生がいなくなる。
いやはや感慨深いものです。

感慨深いと言えば、
この江戸ゲノム、流石に様々な都道府県ご在住の皆さんが
読んでくださっていることを想定して書いてますので
便宜的に「静岡」と言う表現を使っていますが、
実際痲酔が住んでいたのは
静岡県清水市三保(または折戸)。
痲酔にとっての静岡とは殆どの場合三保をさすのです。
三保というところは小さな半島で、なにやら清水市からも
ちょいとした仲間はずれな感じで扱われてる所なんです。
三保半島の成り立ちは沿岸流によるものだそうです。
安倍川上流から海に流れ出た砂礫や、
久能山南部の土砂が運ばれて作られた砂嘴から形成された白砂青松の砂浜です。
現在かなり浸食が厳しくおいらが大学入学当初と比べだいぶ砂浜が縮みました。
場所は本州の地学的構造上の中心線
糸魚川ー静岡構造線の末端に位置し、
日本一深度を誇る駿河湾に突きいでる景勝地
タカアシガニや深海魚など魚種も豊富なことで有名です。
半島のど真ん中を通る三保街道からでも濱からでも
絶景の富士山がご覧になれます。
また日本で唯一、24時間無休で稼働できる港日本三大美港の一つ清水港にとって
天然の防波堤のような役割も果たしています。
更に我が東海大学の建学の地であり、
羽衣伝説で有名な樹齢650年の羽衣の松(三保の松原)も
著名な観光地です。

とまあそんなところなんですね。
しかも清水といえばサッカー王国静岡の中心地。
清水エスパルスの本社がある浪漫館(フェルケール博物館前)の前に
エスパルス通りという商店街があり、
程近くにエスパルスドリームプラザというのも出来ました。
更にそこから巴川という橋を渡ると
清水次郎長の生家がある次郎長商店街。
ちびまるこちゃんでも有名ですね。
他にもかの草薙、さくらえびの由比等々
かなりすげえ観光地だし商業地だしなんです。

しかし今年の四月から国内最大にして最低の人口密度の県庁所在地静岡市
合併して、国内最高敷地面積の市になります。
しかも静岡市と言う名で。

痲酔にとって第二の故郷が次回からは静岡市になるのです。
大変私事ですが静岡市には良い思い出がないのです。
会社で解雇処分になったり、パチンコ負けて歩いてカエルはめになったり、
ナンパ失敗して、野宿してたら人に蹴られたり、
バイトしてたら体壊して入院したりと
相性が悪い。
まあかなり勝手な思いこみですが、
日本で一番好きな市が一番苦手な市に吸収される感があるのですね。

とこんなもんじゃ書ききれませんが、
またも今年は痲酔にとってアニバーサリーなんです。

また私事で申し訳ないのですけども、
この三保話はゆくゆくゆっくりと書きます。