キネマ

2月24日(月)
先月は遊びが過ぎたので、今月は出来るだけ仕事に
打ち込んでるんですが、
やはり蟋蟀はそうじっととしていられるはずがありません。
冬になればまた祭りの後の静けさに身もだえることを承知で
こごえ死ぬかも知れない恐怖感に苛まれながら
今現在の欲求を満たしてしまうのですね。
こればっかりは性分ですから仕方がない。
でもやはりネヲトキヲで遊ぶには先立つものが・・・

いやいやいや遊ぶのにそれほど金など要しませんぞ。
例え世界最高額の木戸銭いやいや入場料と言えども
映画は金がかからない。
高い?
何を仰います。2時間呑みに行くこと考えたら安いもんですよ。
でしょ。そりゃ読書なんかよりは高いけれども。
読書ばかりじゃ鬱積してきますしな。

痲酔は映画館にいるってことがかなり好きなんですね。
煙草を一日3箱ほど吸う超健康人間痲酔が映画館にいる間は大丈夫。
吸わずに耐えられる。
健康のために煙草は欠かせないはずですが、
それがどうして映画館では平気なのです。

ええ実は煙草辞めようと思ったこともあったんですが
一晩吸わずに耐えていたら、足が傷だらけになっていまして
このままじゃいつ自分の命に手を着けるかわからんなと考え方を
根本から曲げたのであります。
それからの痲酔の信念といったら大したモノですよ。
その時付き合っていた彼女に
「煙草辞めて」
とせがまれたのでやむなくその子との「付き合い」を辞めたくらいですからね。
煙草は無二の親友なのです。煙草は裏切らないですからね(笑)

痲酔は親が
「口から生まれてきたんだよ。お前は」
とあんまりしゃれになってないこと言われるくらい
おしゃべりなんですが、
実はこんな痲酔でも沈黙していたいときもあります。
映画館は喋らなくていい。
ちょっとした心の安らぎだったりします。

闇もまた好きなんですね。
町中で闇に包まれるなんてネヲトキヲではあり得ない状態ですから。
ありがたいかぎりってもんです。

とにかく空いてる映画館が好きですね。
混んでると何だか騒々しいし、落ち着かない。
本編が面白ければそれでも関係ないですが
つまらないと、眠るのに妨げになりますから。
映画館で眠るってのもわりと贅沢ですよね。
一人で映画に行くと
まず会場に入ってトイレ行ったり、うろうろしたり
場をじっくり楽しんでから出来るだけ端の席を選ぶ。
(真ん中の方が見やすいけど、端が好きです。落ち着くから)
着席して、目を閉じる。
寝れるときは寝てしまう。
閉じた瞼からでも感じられる闇。
映画館お決まりの映画館ならではのCMは眠いときは見ない。
本編が始まる頃にそっと目を開き、映画が始まる。
贅沢だなあ。

朝起きていきなり映画が大スクリーンに投影されてたら、幸せでしょ?ね。

映画ってデートとかで行く人も多いけど
かなり勝負師ですよね。
だって、恋人と同じ感覚かどうか分からないでしょ?
だいぶ気心知れてきてから行った方がいいですよね。
ある種いきなり勝負ってのもいいかもしれないけども。

映画館て色々感情とかむき出しにするでしょ?
人前で泣いたりしちゃうし、
知らない人と同じところで笑ったりするしね。
闇に包まれてるから、ちょっとしたプライベートルーム気分に
なってるからあとでまずかったよね。
なんてことも多い。
おいらなんて手を握られたことありますもん。
しかも2回も。
一回目はシネスウィッチ銀座で「ライフイズビューティフル」見たとき
隣に座っていた20歳くらいの女性に。
二回目は名古屋で「サイダーハウスルール」見たとき、おばさんに。
二人とも号泣で。

まあとにもかくにも映画も映画館も痲酔は大好きですね。
活弁士さんのいらっしゃる映画なんかも見ちゃいます。
だけども
ちょっとこれは矛盾かも知れないけど
長い映画は辛い。1時間半くらいがいいな。
集中したいですからね。
集中力きれるとだらだらしちゃうのでしばらく映画館に行きたくなくなってしまう。
(デモ行くけども)

ネヲトキヲの映画館は何処でも違った良さがあります。

まあどうでもいいことですけども。

さて、今日は「刑務所の中」見に行くぞ。