江戸開府400年記念コラム「江戸ゲノム」( 堕病原体処方箋 桟従桟號昭和七銃蜂年泗月銃肋日発行より)

東海大学に在学の頃、静岡鉄道の新静岡駅前をアルバイトの面接帰りに
散歩してた痲酔に綺麗なお姉さんが声をかけてきました。綺麗な人でしたね。
話しかけ口調も自然でした。ちょいとそこまで付き合って欲しいとの事。
当然ドキドキしながらも、「やばいかもな」・・・でもついていきますわな。
喜作に話すお姉さんを見ていて不安は倍増していくわけですが
恐い物見たさもあり、あとで何かのネタになるかななんて計算する。
到着した先で、当たり前のように契約させられたのです。例の物を。
それからというもの、かれこれ八年もの間、保有しております。
経済的な理由から契約解除通告を頂き、裁判沙汰になったり、
契約解除を防ぐために当時の彼女にお金を貸して頂いたり・・・あ!余談ですけど
返さないまま別れたんだったなあ。返すからちょっと待ってと言ったんですが、
もう逢いたくないとのことで返さなくていいといわれまして・・・
脱線しましたが、この度の江戸ゲノム最初の話題は携帯電話です。
といっても痲酔が八年間保有している携帯電話は
今でこそエッジなんて名前ですけどPHSです。
大学生の頃は住んでいた(三保の松原で有名な)
三保では電波が届いてなく困りました。
まあ実用的には当初サラリーマン時代には別にドコモの携帯電話を
買ったんです。二台持っていても使い分けていたわけではないのですが、
何故だかDDIポケット命というわけでPHSは残しました。
最初お姉さんに軟派されたときはモニターでしたので番号も選べて、
自分の好きな番号というのもその要因だと思います。
でもそれを差し引いても、エッジは凄い。素晴らしい。
八年使ってる痲酔が言うんだから間違いない。
もっと使ってるTC(仮)の相方よこかわ氏も仰ってるから間違いないです。
かっこつけて「銀行は信用できない」とばかりに銀行口座を持ってない痲酔は
DDIポケットさんの口座引き落としの申し込みをするようにという指令を
突っぱねてたんです。ですが結局は押し切られ、世界の銀行のランク付けで
高い水準の日本唯一の銀行である静岡銀行に普通口座を作りました。
でもでもでもでも
やっぱり(何故だか)このご時世では銀行が信用できない痲酔は
「金は預けねえ」とばかりに残高0にしているので、やっぱり引き落としが
できず、毎回回線が断絶してから、秋葉原のサービスセンターに支払いに行く
というサイクルを構築してしまったのであります。
未払いのため使用停止処分に毎月陥ってるわけです。です。
今月も通常通り四月七日に不通になりました。
早速、支払いに行くと秋葉原に七時五分着。閉店七時をきっかり守られていて
偉いとばかりに泣く泣く不通暮らしが始まりました。しかも間の悪いことに
翌八日は定休日。久々に首に鈴を付けられていない羽伸ばし感と
公衆電話の激減にあえぐネヲトキヲの恐ろしさを痛感するのでありました。

四月五日に櫻吹雪と嵐に春満喫の我が身にはきつい極寒の渋谷でライブを
鑑賞たばかりのクレージーケンバンド「昭和レジデンス」が
♪しょーわ、しょわしょわしょわしょわしょ〜わ♪と自家用車中に鳴り響く中、
「携帯なしでは生きられぬ」
とでも言わんばかりのの情けない痲酔。
「昭和生まれが聞いて呆れるぜ」
ってなもんです。しかし公衆電話って無いですね。駅にはありますがね。

トホホな気分の解消にそのまま銀座へ。気分転換には銀ブラしか手はない。
羽伸ばしついでに羽伸ばしといえば、映画「WATARIDORI」を銀座テアトルシネマへ。
渡り鳥と言えば小林旭の流し姿と定説で決まっていますが「WATARIDORI」公式サイトに
リンクを貼っていただいたことだし、鑑賞とかないと。
いやしかしこの映画、ドキュメンタリーなのに弐拾億円かかってるし、
アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネートだし
(受賞は「ボーリングフォーコロンバイン」)
てんで凄い映画になってました。こればっかりは百聞は一見に如かずですね。
とにかく鳥に感情移入できるとは思っても見ませんでしたよ。
HPの方に感想掲載してありますけど、いやはや、しかし・・・

渡り鳥気分の痲酔は隔週で通い詰めの「江戸東京博物館」の新たな特別展の
日時を間違えたり、「立川談志遺言集」を3800円で購入して3日で読み終え
「ああ、勿体ない」と曰い、未だに週末劇研春公演の為、静岡に行く計画を
まるで立てず・・・等諸々自分にも他人にも迷惑をかけまくっております。
すいません・・・でもねでもね・・・あ!TC(仮)の収録もまだだ・・・

と実際こんな風に追われて暮らしてる。愚痴も言う。
何で愚痴を言うかというのを突き詰めていくと、
「生きたい」という大前提があるのでしょう。

生命体として生を受けた以上、恐らく遺伝情報の伝播が基本的な仕事。
伝播だけでは、やはりまずいものだろうと、どうにかこうにか繁栄させて、
できるだけ種全体として居心地のいい環境作りなんかも必要でしょうなあ。
子供を作る→育てる→子供が子供を産む・・・と伝えていくというのは
大前提なのです。
そのために武器やら食糧やらを確保する。社会を構築する。
とどのつまりは一秒でも長く生き延びて、
種のために遺伝のために邁進する次第なのが生物なのでしょうな。

東京は住んでる人より多くの人々が行き来し、人口密度は大変なものだし
それ以外にも沢山の生物が暮らしてます。
そんなエリアなのに暮らしにくくなってる。
「生きるとは?喰うとは?大変なことだ」
と言っていながらも、浮浪者が餓死していないどころか、アル中になる始末。
人類は経済という価値体系で守られてるはずなのに、
最終的には暴力でしか解決はしていかない。極論ですがね。
日本は政治家先生が※國に協力的な態度で接して頂けてるので、
イラクの様に難癖つけられて戦争が始まる可能性は、今のところ薄そう・・・
食い物はある、※國に可愛がって頂けているから武力は関係ない・・・
勿論今此の瞬間はってことですがね。
人類は経済という価値体系で守られてるはずなのに、
最終的には暴力でしか解決はしていかない。極論ですがね。
つまり「生き延びる」というテーマで東京を見た場合全く分かりにくい。
明日飢餓で死ぬ事も無ければ、爆死の心配もない・・・
都知事選がありました。今東京はもの凄く暮らしにくいというわけではない
でもそんなにみんな「良い暮らし」を認識してるわけでもない。
結局贅沢なんだっていうので括るのではどうかとも思うのですよ。
なんといっても生まれてこの方、私を含めずっと贅沢な方々に
「贅沢だ」といっても始まらないでしょうし。

じゃあ今の東京、いや日本はある程度「大前提」をこなすのに適してはいるのか?
といえばそうでもない。
遺伝情報の伝播を基本的に生活の中で行っている人の方が暮らしにくい。
子供が多ければ多いほど、生活は苦しくなるでしょう。

まあ痲酔は結婚もしてないし、子供を残してないし、人間としての役割を
果たせてないわけですな。でも別に困ったことなどないし、
そこそこの暮らしは出来てる(と自分では思ってる。)
これはまずい。結婚した方がメリットあった方が良いのではないだろうか
そうじゃないと、最終的には絶滅しちゃう。
メリット、デメリットだけでするもんじゃないのは分かる。
でももう儒教(親孝行はしようとか業の克服だとか)が薄まってきている。
だからその内メリットなかったら、「一緒にいればいいジャン。」となる。
結婚という制度自体が崩壊する。それはそれでいいか。みんな勝手に
子供作れば・・・で、「母子家庭のが國が金くれるし」となる。
唯一残されてるのは世間の目。でも気にしなければ、やがてそうなる。
気にするだけ、損をするとか、もう餓死寸前になればそんな事は言って
られなくなるでしょうし。世間も人様に目を向けてる場合じゃなくなる。
子供沢山産むと益々貧困にあえぐようになれば、少子化はますます進み
少子達が子供を産むからまた少子化。といって人も減る。
「いいじゃんね。人減った方が楽でしょ。」そうかもしれない。
でも人口は多い方が確かに苦しいけども、種全体として考えた場合、
繁栄してる感が出る。前述したとおり
生命体として生まれてきた以上、恐らく遺伝情報の伝播が基本的な仕事。
そのために必要な状況は構築しなくてはならない。
すると、どんどん「大前提」も行えなくなってしまう。

だからまあ結婚してる人は「偉い」と痲酔は思ってます。
そして、子供を産んで育ててる人は尊敬します。リスペクト〜!
そういう風潮だけでもあれば、いいのになあ。あるのかもなあ。
だいたいおいらが考えても仕方がないなあ。
「じゃあ結婚しろよ」
とか言われそうだしなあ・・・・(遠い目)
常に己が間違ってることを指摘してるにすぎないのですよ。(言い訳)

まあどうでもいいんですけど・・・・(逃げ)