全日本女子プロレス横浜アリーナ大会

  5月11日に全日本女子プロレス横浜アリーナ大会に行って来ました。横浜
 アリーナって箱始めていきましたが、難儀な所です。まず、ジョニー君が可動
 式の座席の隙間に2000円もする高価なパンフレットを落とし係員に取れな
 いか聞くと
  「メンテナンスまでとれません」
 とのこと。更にメンテナンスは早くて一ヶ月後だという。更に場内飲食禁止。
 これどういうことだか判ります?大抵のプロレス団体にとって横浜アリーナ規
 模の箱で興行を行う場合、ビッグマッチと言って所謂年数回のお祭り的なイベ
 ント。つまりでかい箱ということなのです。だから当然、無理矢理連れてこら
 れたお父さんなんかもいるデパートのバーゲン状態になっちゃう。マニアはい
 いですが、お父さん酒でも呑んでなかったらやってらんないというのが現実。
 其処に来てビッグマッチは通常の興行よりも時間が長いわけでして・・・
 折角チケット買ったり、貰ったりしたし、勿体ないからてんで場内にいるわけ
 ですなお父さん方は。で全体の空気は悪くする。観覧る気が弱いわけだから、
 なかなか難しくなると言う案配。試合がマニア受けだと更に状況は悪化。しか
 もマニアの声ばかり響く場内にしらけっぷりは過剰になる一方で、そこでお父
 さん、日曜昼間から酒が飲めるというのであれば、喜び勇んで浮き浮きしちゃ
 うてなもんでしてね。でも横浜アリーナさんは禁酒、禁食、禁煙・・・と来て
 る。ちょいと品のないマニアの野次が露骨に聞こえちゃうから、「あーあ」て
 なものなのです。
  興行は35周年記念興行で、ダンプ松本選手率いる極悪同盟復活やら新日本
 プロレスの魔界倶楽部参戦、伊藤選手復活、堀田選手の退団など内容抱負。し
 かしのりが悪い。可笑しい。どうも可笑しいのですね。余りにも面白くない。
 こんなことは珍しい。興行自体がちぐはぐだったのかもしれないですね。退団
 者が興行後続出したのを見るに、想像してるだけですが、内部分裂の兆しだっ
 たのかもしれない。

  しかしやってくれました。
 メインのWWWA選手権所謂赤いベルトを掛けて初参戦の浜田文子と王者中西百恵
 の一戦。二人とも若き天才と謳われた逸材。痲酔もこの試合のみを観覧に行っ
 たに等しいので固唾を呑んで観覧ました、観覧ました。素晴らしい。最終的に
 浜田文子がベルトをとった姿に痲酔年甲斐もなく号泣。

  此ってエリート意識のなせる業でなんじゃないでしょうかね?
  「私達が何とかしなくちゃ」
 という意識。そんな感じが強く感じられました。ある程度成し遂げると人類は
 内部分裂を起こして、崩壊していくという歴史があるそうです。前述の明治じ
 ぶんから“無筆”は恥ずかしい対象となり、やがてみんなが読み書き出来るよ
 うになった。そしたら、今度は崩壊が始まり、前述の通り無筆に近い状況を生
 もうとしている。エリートはエリートたれだと思いませぬか?日本人は己だけ
 が頑張ってる現状に満足できないのでしょうか、働いてない人を揶揄する様に
 見受けられる。働いているということをステータスのように語る人がいる。個
 人の感覚の問題なので、お任せしますが、その分経済的な裕福さを持ち合わせ
 ていくわけですしいいんじゃねえかなあ・・・って思います。頑張れエリート
 であります。おいらはエリートじゃないから適当にやりますがね。
 (なんじゃそれ?)なにぶんいい加減なのであります。ええ。

  さてさて、一流の適当人間として頑張りますかね。ええ

  まあどうでもいいんですが・・・