色呆け

わたしは色呆けである。色キチガイ、色狂い・・・
あ、といっても好色という意味ではない。
色は嫌いだ。いや嫌いじゃない。
結構だいたいどんなフェチもいける・・・そういう種類の咄ではない。
そうではなく赤とか青とか、その手の咄
流石に赤と青の違いが判らないわけはないがその手の咄である。
色の識別が出来ない、色覚が異常であるということである。

薄明で、例えば玄関で靴をはく時困る。
灯りをつければ判るだろうが、一寸暗いと判らない。
ポジフィルムは写真を判別できるが、
ネガフィルムは判らないのと一緒だ。
でも判るのだ
「感性は人間に残された最後の野性だ」
と云うが、
これだって立派な野性だろう。
感覚なんだろうかね。認識してないけど判るのですな