コンセント

コンセント [DVD]
どういうわけだか、色々やってると睡眠時間が少なくなる。
井上陽水氏の「東へ西へ」という曲の歌詞の中に
♪昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういうわけだ〜♪
というのがあるけどあの心境に近い
ガキの頃から精神薄弱で、病弱、虚弱体質と揃った痲酔は
どうやら最近薬物が効用を示さない。
だからというわけではないが
この睡眠不足を利用して、時に錯乱、時にハイテンション(逆ハイ?)、
はたまた凹む、
そして電源がオフというか、主電源は入っていてもリモコンのスイッチがオフになっている様な状態に入る。
そしてその状態が実に心地よい
書いて説明すると
寝てるのと起きている状態の間の様な状態と言えばよいだろうか
現代の亜米利加的民主主義的論理では説明しにくいが
(って別に論理なんてないくせにね)
そんな感じの日常・・・そう日常全体がそんな感じなのだ。
だから当然記憶も捏造されるし、昨日も今日もあんまり関係がないし
物忘れなんてそれほど自分にとって問題ない。
精神の野郎が肉体を見放し始めたともとれる
あんまりむやみやたら、まるで死や衰えを意識しない肉体の奴に
精神が警鐘をならしているとまあそんなあんばいか?

でもまあこの状態が実はわたしにとって普通の状態だから
それはそれで楽しいし、まあいい加減だが良しとしている。

さて田口ランディさん原作の同名映画「コンセント」をDVDで観た
興味深かったね。
ただなんというかね。コンセントを抜き差し出来る人間のそれは
間違いなく才能だろうが、その才能が現代に合わないとなれば・・・
現代じゃないか・・・文明社会に合わないとなれば
いっそそんな才能はいらないとなるのではなかろうかとは思う。
合った方が便利だと思うのだがその生かし方、生かされ方が
もっとふんだんに合った方が楽しかったな。
確かにそんな語られ方じゃその才能がない人からすれば
嫉妬の原因と成りかねないが・・・

結局わたしは其処が知りたい。
最近鬱病の人が増えていると聞く。
生活習慣病の人も多いと聞く
そう言った人のが遙かに数の上で多くなった場合、それは病と云えるのか?
そうでない人のが少数派となればそちらが病と云えなく無いかね?
そう仮定すれば、そういった人が社会とどう関わるかを
発見する必要があるでしょう?とか思ったりするのです。
いやもしかしたらひっくるめて社会なのだから
そうでない人がどう関わるかのが重要になるかも。
そこら辺がわたしにとっては重要である。

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