AAA

そういえば年末にじょにいから電話で
「エーエーエーというメキシコのルチャが日本に来るんですけど行きませんか?」
とか言われたっけ・・・
ということで、行った。
ちなみに“エーエーエー”ではなく、“トリプレア”と読むわけで、
場所は日本プロレス界の聖地後楽園ホール
其れも其の筈でAAAアントニオ・ペーニャ代表は日本通であるから、
ドームやら武道館やらよりも盛り上がることを知っておられるのである。
さてInvading Japanと名付けられた今回のツアーは
東京→大阪と連戦になり、その初日である。
詳しくはGaoraが見れる人はTV観戦して欲しい。
結論から言うとやはりエンターテイメント性を重視しているAAAにおいて
知名度の低さは命取りなのであろう。
その証拠にプロレスリングノアにも参戦しているフベントゥ・ゲレーラ選手の人気は高かった。
日本人な上にAAA軍に臨時加入していたライガー選手がフベントゥ選手の前ではブーイングだった。
ライガー選手が現在ノアのGHCジュニア王者だということもあろう。
わたしが最も会場を湧かせていると感じたのはDDTの男色ディーノ選手。
第一試合で男・女そして、おかまのミックスマッチに登場。
第一試合ながらかなり盛り上がっていた。
日本に限ったことではないかも知れないが
昨今TVの普及率が高いので、ドギュメントはいつでも観れる。
ノンフィクションが簡単に見たり知ったり出来てしまう。
プロレスが100%作り物という見方をわたしがしているわけではない
でもキャラクターやパフォーマンスなど作っている部分が
多大にあるでしょう。
レスラーの私生活や気持ちや態度よりも
そう言った夢見心地にさせてくれるフィクションを見たい
とAAAには期待していた。
世界で最も放映エリアが広いスポーツWWEと同様、やはりそういった期待が大きかった。
会場にいる間、別世界へと誘って欲しい。
最近は情報過多だからそういう状況になりづらい。
色々知ってしまうと醒めてしまう事が多々ある。
しかし、AAAには知らない選手もいるし、メキシコにも行ったことがないから、
未知のエンターテイメントを見せてくれるであろうと信じていた。
しかしまあ
なかなかそうも行かないですわな。
盛り上がりは悪くなかったし、面白かった。
だけど夢見心地、異空間への誘いと言うほどではなかった
グロンダという怪物売りの選手が初来日だった
この未知数の怪物は凄いはずだったが、いかんせん怪我を押しての参戦。
前述のフービーは良かったけれど、
ライガーとの絡みで、プロレスファンのわたしには日常が見えてしまった。
興行も選手も悪くはなかったと思う。
要は客としてわたしが良くなかったのかもしれない。
わたしは現代人らしく色々知りすぎてしまったのか?
いや大したことは知らないのに、知ったかぶりしているということなのか?
そうだろうな。残念だ。
男色ディーノ選手は面白かった。今度はDDTを見に行きたいな。
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