マヤの楽園

朝結局誰にも相手にされなかった社会人マスターとわたし。
どうせ嫌われ者だし、とふてくされることもなく
海岸で朝寝。気持ちがいいね。
しかしこの海岸は三保のセスナ機の飛行場だし、
何故だか地域の小学生やらの自転車スポットだし
それよりもどういうわけかご老人の散歩の場で
アベックの憩いの場でもある。
ここには三保の灯台があり、工事中でどでかいダンプが横行
夜は名ナンパスポットであり云々・・・
しかし今日は伊豆が見えるし、霊峰が美しい。
横には自称社会人マスターのでかい男。
なんとも静寂のサタデーだ。
遠くのヨットはなかなかいかすなあ・・・
社会人マスター起床。
急に突然口を開き
「其処のホテルの風呂日帰り入浴できるらしいですよ。」
とのこと。じゃあ責めよう。丁度風呂にでも浸かりたかったし。
先遣隊に社会人マスターを派遣。
現在11:00
入浴開始時間12:00とのこと。
仕方なく二人でしょうもないはなしも尽きて、各所にいたづらでんわ。
いやいたづらに電話。
さあ風呂だ。
この三保園ホテル。なんともいかがわしい観光地のホテルである。
マヤの楽園と名付けられているものの、
一体何をしてマヤなのか?
入館すると喫茶スペースとロビーの区切りがない。
でもなんというか豪華な佇まい。
土産物売り場には当然地場産に事欠かない静岡ならではの土産物。
建物内部にはカラオケバー三保やらなにやら店も連ねていて
ちょっと和風な感じもあり、はたまた
結婚式場は「スペイン館」ときた。やりますねえ。超多国籍
いや無国籍。インターナショナル?
大浴場までの道すがら、永遠と広重が飾り付けされている。
まどの外は何処ぞの風景かと思わせる外国情緒溢れた
国籍不明の建造物。
それにしても広い。
ロビーにいた女性は綺麗だった。
脱衣所も広い。この人数が脱衣したら風呂には恐らく入れないってほど広い。
カランやらシャワーやらも多い。
この人数が身体洗ったらきっとサウナは溢れかえるし、
風呂の水は半分になるだろう。
外には若干海が顔を覗き、庭園にはマヤを思わせる偶像が・・・・
其れでマヤかね?
アステカの次のマヤかね。優雅だねえ。
しかし二人で貸しきりでこれだけ突っ込み所満載だと幸せだ。
これで700円とはリーズナブル。
ここは静岡に来たら毎度来よう。
思わぬ発見であった。

三保園ホテル http://www.tokai.or.jp/mihoen/