熊代ダイ送別会

今日は大学の後輩で、先日まで「チーム重金属」と称ふ
横濱の劇団で演出やら、出演者やらをやっていた熊代ダイが
家庭事情により、北海道に帰還するということで
関東在住の東海大学海洋学部演劇研究会OB会有志による送別会を
行った。
熊代が演出した前回の公演
チーム重金属第3回公演「県立飯綱森(いづなもり)高校篭球部」
について、わたしがここで書いた噺をしてみた。
http://d.hatena.ne.jp/virusdust/20031214

このたび熊代がふと関東から去るとメールをよこしてきた
事情は解るが、その手続きというか、
発表の仕方がどうも前回の公演をフィードバックしちまう。
「ふとした事故」
で死んでしまう主人公と今回の一連の行動が重なって見えてきてしまう。
ふいって熊代は居なくなろうとしているのではあるまいか?
との疑問がどうも立ち消えない。
だからまあ何というか
性格上、疑問を腹ん中に貯めとける性分ではないから
このさえなんというか
まあ聞いちまえ!となった。
周囲にいた後輩諸氏も「痲酔が聞くであろう」という期待も在るはずだしね
結果から言うと熊代亭
「何にも考えてなかった」
と仰る。そりゃ考えての物言いじゃないというのは解っている。
更に逆に痲酔のその思考、感心されたっけ・・・
しかしどうなんだろう?
彼は前向きなのであろうか?
まあ前向きじゃなくても、希望・・・いや
出来事に対する状況判断を楽しめているのであろうか?
その状況判断している自分に酔えていて、それをきちんと認識できているのだろうか?
「それはない」
と熊代亭。ないそうだ。
だとすると熊代の野郎、熊代のくせに現実感を持ってやがるのかね?
あたしには全く現実感がない。
巻き起こる全てにリアリティがないのである。
熊代もそうだったはずだが、どうやら大人の階段とやらを
登っているつもりらしい。
まあ状況が落ち着けば戻ってはくるだろうがね。
ちょっと寂しい気分になった。
そりゃ生きるのはみんな大変だろう。
この不景気で・・・とくりゃ、バブル期に青春時代を過ごした手合いは
苦しみも倍増だ。
大人になったら、金はないよと言われ、びびるのも無理はない。
しかしね。
餓死しそうだとかそういう飢えや餓えはないだろうに・・・
あたしゃ呑んでもないのにほろ酔いで行くよ。
それに罪悪を感じながらも、それこそそれを原動力として
陶酔スパイラルに身を沈めるよ。
しばし、彼の休息というか、箸休めを見守ることにする。
なんだか偉そうだね。乞食根性のくせにね・・・・
まあ頑張ってください。
札幌は「どうでしょう」熱でいい感じの雰囲気かもわかんないし。
また「ふと」帰ってくりゃいいし。