シュレック

シュレック [DVD]
男性は幾つになったら上半身裸体を世間に曝しても良いのだろう?
ガキの頃そんなことを考えていた。
私が幼少のじぶん、近所のおじさん、おじいさんが縁側で上半身裸で過ごしている光景をしばしばみかけた。
しばしばなんていうが、まずユニフォームのように裸だった人もいた。
寧ろ時々背広なんか着ていると誰だか判らなくなるほどで、
随時、常時、裸・・・流石に冬は違ったと思うが・・・
だがインパクトがあったから、常に裸だったように記憶している。
冬のイメージがないのである。
今現在内の近所にも上半身裸で過ごす、おじいさんを見かけるが
数の上では幼少期よりもだいぶ減ったように見える。
男性は幾つになったら上半身裸体を世間に曝しても良いのだろう?
私にとって彼らの行動は大人の証であり、憧れであった。
早く大人になって、上半身裸になりたい。
何故そんなガキだったのかね?
私はこんな恥ずべき行為としか思えないほど、知ったかぶりのように、つらつらと思ったことを曝している。
そんな現在の私は最も恥ずべき奴なのかもしれない。
しかしその反面ガキの頃は弁の立つガキではあったにしろ、
立ち小便が出来なかった。
人前で生殖器を曝すことが厭だった。
何故かは判らない。でも、厭だった。
だから大人になれば、上半身裸と共に解放感が生まれると信じていた。
上半身裸は自由の証であった。
私は病弱で精神薄弱であったから、大人になってきっとそれらも治癒され、
服を脱いで自由になれると信じていたのかもしれない。
だが、31歳現在私は上半身裸で外を歩いては居ない。
その変わりに家では殆ど裸であるがね。
仕方がないので、その変わりに暇なときは風呂に入っている。
風呂なら全裸で何の問題もない。
根本的な解決にはなってないが、外で裸になることがガキの頃の夢であった。
さて、シュレック。
物語は紹介しない。メジャーな映画だし、2も公開中だし、DVDでも借りて見たらいいと思う。
シュレックは孤独に暮らしていた。
其処にあわただしくやってきたお呼びでない皆様の為に冒険に出かけ、愛を知る。
まあそれだけの噺なんだが、私もひょんなことから
上半身裸になれるかもしれない。
孤独ってのは自分をさらせないって事だ。
シュレックを見て化け物と決め込む人が多ければ多いほど
孤独は募る。
だがたった一人でもその孤独をうち破ることが出来れば
それを愛と呼ぶのかね?わからんけど。
天地真理ではないが、「一人じゃないって♪」ってことか?
文七元結のおかみが裸になって
裸の王様も裸になって、
彼らは何かを見付けたのだろうか?
裸一貫、曝して、きっと何かを見付けたに違いない。
それが恥ずかしい内はきっと何も見えてない。
あ〜あ。何にも判っちゃいないのかね私は・・・
今後も自由への失踪は続く。
その果てが何であろうとも。
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