ダ・ヴィンチ・コード

asin:B000ECWZ84:image
今日見に行った。全世界でベストセラーな小説
で、感想
人類の歴史を紐解いていくとなるほどなるほど
宗教って奴は人間に必要不可欠な代物だということがわかる
宗教に無頓着な国である日本ですら
お葬式は宗教に則って行う。
昨今では則りたくない人たちも居て
その人たちは無宗教式で行うが、
結局祭壇は花で飾るし、納棺はするし、
献花やお焼香はする。
もっというと何かに縋って生きていかなくちゃ人間居られない
「恋愛とは一人に信心する宗教である」
とか言う言葉を聞いたことがあるし、
貨幣制度を主体とした経済自体宗教だし、
カリスマほにゃららが世間をにぎわしている。
会社にも、夫にも嫁にも子供にも親にも依存している
パラサイトとは宗教に似ている。
それとは別に
宗教ってのは戒律がある。
決め事だ。その決め事を守ると仏教だと仏になり、
キリスト教だとホーリーネームをもらえる。
その戒律は本来厳しいもので、誰も彼もというわけではなかった。
もちろん一部を除き。
つまり過去においては、厳しかったから
当然神の名において科学は発展しなかったりした。
法規制しなくとも表現の自由も許されず
女性というだけで魔女狩りにあったり、
生贄になったりした。
宗教で戦争が起こったりもした。

しかし、
本作はどおだろう?
フィクションと呼ぶにはキリスト教批判が過ぎやしないだろうか?
題材として危険極まりないものなのに
すっかりベストセラー
爛熟の世界とはいえ凄い。
こうなると神も仏も無い。
神や仏に一度でも願いを祈った人間であれば
これは脅威である。冒涜に近い
だけどそんなことはどうだっていいんだ
ってことなんだろうね。
面白ければどうだっていいんじゃない?
ってことなんだろう。
私は悪いって言ってるんじゃない。
そういう世界に私は、私たちは生きてるんだ
ってこと。
それならそれで違う秩序でいきればいいんだよね
ってこと。
「神はいない」
という名言とともに科学は発展したけど
それでこの有様だ。会葬者の老人はこぞって言う
「今の時代は駄目だ」
誰がそんな風にしたんだよ!なんて彼らには言えない
だってこの社会の恩恵を授かってるんだから。
よく解らなくなってきた
良いも悪いも無いよ。解らないんだし。
でもなんか胸糞悪いのはどうしてなんだろう。
おいらはとりあえず・・・癒したいね。