寄生虫

  続いて目黒の寄生虫博物館について。痲酔主催で“メロ抜きヤロ呑み会”とい
 う男だらけのプチ他業種交流会を開いております。“落語好き”な方が読者に多
 くいらっしゃるか存じませぬがご存じ「饅頭恐い」等で若い衆が暇をもてあまし
 非生産的な会話に明け暮れる…あの雰囲気を想定しての開催ですが、意外にも好
 評で、男の儚さを存分に味わえる催しでございまして、「ああまた性差だなあ」
 と呟く痲酔、明くる日寄生虫に戯れると(また関係なさそう)。書籍などを参考
 にすれば、どうやら人間は“進化”をしたらしく、別の御本には“文明”が発展
 とされている。現代人である痲酔も“文明”の恩恵を受けて暮らしているのでし
 ょうな。文明は人間を“進化”いや“変化”させている模様。柔い肌に始まって、
 寒暖に対応できなくなり、身体の随所が弱体化している。世知辛いご時世ですか
 ら脳は発達しても睡眠不足や過労に悩まされ、食物も促成栽培や養殖、添加物な
 どの影響で変化している等に起因している。人間の“変化”により、当然巣くう
 寄生虫も変化し、時には病を巻き起こしたりなんかするとのこと。人間もある意
 味地球を巣くう寄生虫なのでしょうな。事実人間が作った文明により、自然は不
 自然なってくる。寄生虫も生物ですから、「男はバラ巻き、女は選ぶ」如くに、
 何としても遺伝情報の伝播を成し遂げるべく変化を繰り返しているに過ぎない。
 とすれば、我々が便利に暮らしたいと考えれば考えるほど、人類は病気にかかり
 やすくなるという構図なのですな。
  雄って?雌って?…いや人間て何なのでしょう?己のこともよく判らないのに
 判るはずはありませんが、かなりの疑問です。人間が便利に暮らしたく文明を構
 築したのと同様、雌は雄を奉り、雄は雄社会を構築。今度は雌が社会進出で雄社
 会の問題点を指摘している。寄生虫の変化で人類の問題点を指摘し始める。ナン
 ダカワカラナイ。無理矢理輪廻転生を証明しようというのでしょうか?ととんち
 き氏に話したところ、彼の返答は
  「人間だけを特別視するのはどうでしょう?偶然じゃないですか?」
 何処かで思考停止しないと己を保てなくなるのですが、思考は何処まで続くので
 しょう?無限なのでしょうか。同じ思考停止なら落語のご隠居のように面白けれ
 ばいいのではないかと思っていたのに、映画「散歩する惑星」ではあんな風にな
 ってるし(鑑賞てください)
  …ああ歯痒い。もんもんと考え…続け…る痲…酔で…し…た…ぐう(就寝)

  結局眠くなれば寝るのも人間。

  「どうでもいいんですが…」
  「どうでもいいの?」
  「いや良くない。どうでも良くない。」
  「また考えるから、文明は発展してくんだ。」
  「そっか、で病気が蔓延し…もんもん…」
  「だからやめろって!」