東海大学海洋学部演劇研究会第39回公演

さて我が劇研も早いもので13年目の春を迎えた。
公演数も39回となり、所帯が狭い割には数の上ではまあまあか。
いよいよ秋には40回を迎える。
もう卒業してからだいぶ歳月は過ぎているのに
今年はどれくらい入るのか新人がと例年の通り思う。
殆ど病気だ。
抽象的だが我が劇研は大学になり演劇を識る者が多く在籍する片田舎のサークルである。
だから其処は素人の浅ましさで、技術論よりも寧ろ内容・・・
その内容も大したことはないが、
そちらに傾倒しているきらいがある。
18歳から真面目に技術に傾倒していけばそこそこは行けようが
大学生という4年間という歳月で何か形にしようとしたら
其れは間に合わないし、プロの養成所ではないから
愉しんで演劇に触れることを第一に取り組んできている。
もちろんその影響もあり、13年という月日が経過した現在でも
芝居が下手と言うにはあまりにも無惨な状態にあるといっても
過言ではない。
確かに我々の頃よりは多少表現できているといえなくもないが
其程変わらない。
これがそれなりにセンスのある、面白い莫迦が入ってくれば
それなりに面白いが、その人が居なくなってしまったら
見るところを失う。彼らを何となく知っている私が見ても
耐え難い場合もあるのだから、それはまずいのだろう。
しかしまあやってる本人達が楽しいっていうのなら
そこそこ見応えがある。こちらも感じ取って見ようもある。
本人が愉しみ、自己基準を示してくれれば
こちらも好き嫌いを決めてかかることも出来
議論の対象となるし、まあいいのだが
それすら見えないともう客側はどうにもならない。
まあいいか。冠婚葬祭みたいなものだから
とは誰かが言ってたっけ・・・
本当はそんなことに時間を費やすのは勿体ないから
帰るってのも一つの判断であろうが、
最後まで見て、何も言わず帰るってのも一つの主張であろう。
わたしは我が子の行く末を案じているようなものだから
春と言えば、上の世代がごっそり抜けて
まだよちよち歩きをはじめた状態。
しかも大学のサークルだから無料なんだしなあ。とは思うが
秋にこの種が開花するかどうか、もうだいたい解る。
それを伏してこそ・・・なのだがなあ。
頑張ってるだけじゃちょっと惜しい。

東海大学海洋学部演劇研究会http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Himawari/1192/