七草粥

「せり、なづな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すすな、すずしろ これぞ七草」

とガキの頃親父に暗記させられ、現在にいたり
更に例年に漏れず今年も食す。

年末に整体に行って
「痲酔君は胃腸が悪いから、胃腸に効く鍼を打っておこう」
と先生が仰り、すっかり良くなった胃腸で
暮れ正月暴飲暴食の嵐
体重にして2kg、口内炎は4〜5個を数え、吹き出物を唇付近に発見
と困った状況の中、七草粥を食べるなんざ
まさにステレオタイプで、反省を自戒を助長させるわけである

食べながら「命」という柳美里さんの同名小説を原作とした映画が
TV放映していたので鑑賞。

濁音を発していない江角さんとガリガリに役作りされた豊川さんを
見ていて小説を読んだときよりも感動した。

と同時にお袋の病、また7つ年齢の離れた妹が生まれたときのことなど
思い出す。

実は未だに現実感のないお袋の死
昨日執筆の日記の如く私はアドリブ的に喜怒哀楽から己を避けさせる
野性を持っている様子で、未だ悲しみには取り付かれちゃ居ない。
これは逃げでしかないとしても、しょうがあるまい
なるようになるさってなもんだ

おっといけねえ映画の噺をしてたら、いつのまにか自分のことだ
結局エゴで我が儘な性分な糞ガキの私はいつもこうなる
のべつ私事だ。それもしょうがない。
いやこれはもしかしたら、自己保身のために書くが
自分のことを自分で処理できるなんざ、なかなかよしとも云える。
そういうことにしておこう
いや、しておいてください。

そのままTVは報道番組へ
ダイアナ妃だの・・・と始まる
この辺は私の生活に関係ないから、癒されているのかも知れない。
飛んだ七草粥だ。

ふう今日はネルかね。
色んな意味で七草粥な時期だね。