ザセル

ザ・セル [DVD]
羊たちの沈黙」におけるハンニバル・レクターの登場時間はほんの数分らしい。
筆者の知る限り、「羊たちの沈黙」以前と以後ではサイコ系の映画は変化があるように思う。
犯人は決まって、精神病で、プロファイリングっていうよく分からない言葉も頻繁に使われるように
なった。しかし最大の違いは物語の中心的な人物が事件の犯人ではないということなんだと思う。

本作も例に漏れず
羊たちの沈黙とマトリクスを混ぜ合わせた映画だ」
という何処かの映画評が示すとおりなんだと思う。(やや短絡的な感は否めないが)
キチガイな犯人がとある女性を自宅に軟禁して、予め水槽に入れて水を入れるという方法で
殺人を企て遂行する。そんな最中犯人が(理由はまるで印象に残ってないけど)致命傷を受け
瀕死になる。そこで、ジェニファー・ロペス扮する捜査官が犯人の脳内にサイコダイブ
(そんな言葉じゃなかったかな?)する。
という内容。
まさに「羊たちの沈黙」的サイコ映画を「マトリクス」的CG処理したジェニファーの美貌と加えて
美しい映像が何ともいい気分にしてくれる。

でもちょっと待ってよ。
あんなわけわからん男(犯人)があんなに分かりやすい脳内映像を持ってるかな?
http://www.cell-jp.net