映画夜話
わたしの幼なじみのT氏に云わせるとあのような駄文でよく売れたもんだとのこと いやいやあの文章だから中学生の殺しアイがいい感じにうつったのだとの加納占い師 と前作の頃原作小説について耳にした。 前作はぶっちゃけ北野武氏を見に行ったし、 常々現代…
2004-01-22の日記で 「西荻窪に足を運んだことがない」 などと曰っておられた痲酔殿。流石と言わざる終えない。 何しろ昨年かの名作「魂のアソコ」を鑑賞したのが西荻窪じゃないか。 健忘症もいいところで我ながら、笑ってしまった。 さて今年も「魂のアソコ…
一昨日生理的について書いたばかりのわたしは 気になっていた映画を観に行った。 そもそもヴィンセント・ギャロさんについてよくは知らない。 かのバスキアさんとバンドを組んだことがあるとか。 と書きながらもバスキアさんも映画でしか知らない。 アンディ…
わたしは雨が好きである 氷雨よりも暖かい雨が好きだ。 だって何か包まれているように感じられるから。 そもそも水が好きなのかもしれない 何しろ風呂好きだ。 湿度の高い室内も好きで 夏場でも窓なんか開けて眠らない 必要以上に汗かきという体質も重なって…
どういうわけだか、色々やってると睡眠時間が少なくなる。 井上陽水氏の「東へ西へ」という曲の歌詞の中に ♪昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういうわけだ〜♪ というのがあるけどあの心境に近い ガキの頃から精神薄弱で、病弱、虚弱体質と揃った痲酔は どう…
1980年わたしは幼稚園児だった 幼稚園児のわたしは体が弱く、現在と同様お喋りな嫌みな ガキだった。しかしまあそんなことは関係ない。今年のお正月にテアトル新宿に「1980」という映画を見に行った 単に初売りを体験しに、新宿に足を運んだのだが …
生まれて初めてDVDヲレンタルした。 今の今までセルDVD派だったのである。 「セルのが色々入ってて良いでしょ?」てなもんだ。まあいいか・・・都合が悪くなるとこれだでもね。結局観ないよね 特別気に入ってない限り特典満載でもね。さて借りたDVD…
筆者の大学の後輩から以下のような質問が到着した。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1・ラストで沖田が田代殺害の現場に『忘れ物が』と言って戻った理由は? 何を…
ロストインラマンチャという映画をみるつもりが やってなくて デレクジャーマン監督の最新作を観ました 感想は決してデレクジャーマン監督が悪いんじゃない。 http://www.uplink.co.jp/warrequiem/
人間には理由は知らないが精神というモノがあるらしい。 心とも呼ばれている。 “あるらしい”なんぞと書いたが、 そんなことはおそらく乳幼児だって知っているだろう。 だが実際にその存在を見た人間は聞いたことがない。 この場合の見たというのは視覚が作用…
筆者が演劇紛いの劇団とは名ばかりの集団を率いていた頃、 しばしばこんな言葉を耳にした。 「私演劇観たことないんですけど、どんなことしてるんですか?」 筆者の如くガキの自分から芸能や芸術を 娯楽として生活に取り入れてきた人間にとっては驚きであっ…
筆者を含め“凡人”という手合いは おそらく曖昧でぼんやりした日常を過ごしているのだろう。 一部の才人から見ればそれは勿体ないお化けの登場を願うほど 無駄な時間の浪費ととられてしまう。 しかしどうだろう。 凡人の極有り触れた日常。 安定を望む、大変…
場内は満員であった。 年間50回ほど映画館に足を運ぶ筆者ではあるが、 最前列一番左の席に着いたのは記憶にない。 隣に陣取るのは若いアベック。上映前にお喋りをしてる。 「あたし泣くかも知れないからハンカチを胸のポケットに入れておこう。」 「おれは…
ガキの頃、筆者は不眠症であった。 30を迎えた現在でも変わらず寝付きは悪い。 寝付けずにいる筆者の幼少期、決まって脳内を巡るのは不安や恐怖。 母親が死んだらどうなるだの、世界が終わったらどうだの、 己の死に対する思考であったり、不安の対象はあ…
前作は筆者大絶賛“であった”。ストーリーはともかく、此は“凄い”。 この“凄い”はテーマパークのアトラクションの如くで、嬉しい誤算だった。 “であった”と過去形を使っているところを見ると本作は 駄目というか、好きではなかったかというと、 そんなことは…
現代社会は文明に頼っている。 街は様々に便利な科学製品に溢れ、日本に於いては餓死どころか、飢餓もない。 “暴飲暴食”の危険を訴え、駆けめぐる野山が存在しないこともあり、 ダイエットと称して、ジムで汗を流すときている。筆者が浮浪者をしていた頃、 …
突然で乱暴な発言かもしれないが、 製作った其の作品と其の作り手の関係性というのは如何なる者なのでしょうか? 恋人同志なのでしょうか? 夫婦?親子なのだろうか? 王様と側近?神と天使? それとも神と民衆? まあ色々なケースがあるでしょうが、 筆者な…
前夜に取り上げた“バニラスカイ”の後に鑑賞ると、瞳がリンクしてくる。 いきなり余談で申し訳ないが、試してみて欲しい。 内容というか設定が被っている。両作とも閉鎖空間からの脱出だ。 SFにおけるインナースペースもアウタースペースも結局何か括られた…
筆者は色覚異常者である。“色盲”という先天性の障碍がある。 筆者は東京下町生まれである。時代が時代なら江戸っ子…いや下町(まち)っ子。 ガキの頃から、故郷の天(そら)はくすんでいた。 どことなくドンヨリとして、スッキリしない気候。 予報は“快晴”と…
気怠く曖昧な日常なのに、何処か不安げな暮らし・・・ そんなものなのかもしれない。 何か見えない存在に怯えながらも、何とかして生き延びなくてはならない。 筆者は本作を鑑賞て、とにかく爆笑の連続だった。 すっかり虜になってしまった。 最初の一時間ず…
山崎努さんの語りで綴られる受刑者の提案。 いやどうだろうな。もしかしたら、 「のほほん生活の勧め」かもしれない。 筆者が大学一年生の頃、バイトもない、金もない、友達もみんな國へ帰省した。 でも実家に帰りたくなくて、ただひたすらに海を見てた日々…
我々現代人は狩りや猟をするかわりに各仕事を持っている。 かなり昔は人間も狩りや猟を行い、やがて知恵を付け、田畑を耕し、家畜を飼い、 現在では天然資源を加工したものまで食糧として扱っている。 しかし我々現代人はお金という価値によって体系化されて…
生まれて初めての歴史的なことが起こった。映画は凶器の桜、場所は浅草パレス。 歴史的なんて書いたがあくまで極私的なことだ。 映画館までの道は相変わらずの情緒。 時間があるから競馬客にまみれ、中継みつつ一杯引っかける。 ちょいとブラブラしてまだ時…
筆者は久しぶりに初日の初回という映画館に足を運びました。 理由は二つ。 クレージーケンバンドの「ハワイの夜」という曲が何処で使われているかという事。 もう一つは後ほど。 恵比寿ガーデンシネマで行われていたので、当然あの人気ドギュメンタリー映画…
2月24日(月) 先月は遊びが過ぎたので、今月は出来るだけ仕事に 打ち込んでるんですが、 やはり蟋蟀はそうじっととしていられるはずがありません。 冬になればまた祭りの後の静けさに身もだえることを承知で こごえ死ぬかも知れない恐怖感に苛まれながら 今…
本作の感想には内容は書きません。知りたい方は公式サイトをご覧ください。 「時はすべてを破壊する」 筆者は思うのである。 筆者は本作を観て涙を流した。 筆者は賢者はこの世に存在し、己がその賢者に翻弄される愚者であることを悟った。 その筆者は思うの…
以前「TVタックル」というテレビ朝日系列で放送されていた番組の中で 現参議院議員田島陽子先生が 「物事に熱中したけいど、熱中するモノがない。 ほら熱中するにも技術とか知識とか学ばなくちゃいけないでしょ? だから短絡的に若い人は恋に夢中になる。…
ハンニバルレクターは「レッドドラゴン」で凹んで その心の溝を埋めるためにクラリスに恋をしたのでしょうか? 確かに「羊たちの沈黙」で事件が解決してしまえば クラリスは会いに来てくれない。だから、脱獄したのだろうか? 毎日会いに来てくれた好きな人…
亜米利加合衆国憲法補正第二条所謂銃所有権に関するドギュメンタリー映画。 いや、亜米利加国民の恐怖感に関する映画。の方が正しいかな。 本作で 亜米利加国民は恐怖感の塊だと描いている。 その理由の一つとして(あくまで)関連しているのが、メディアの…
2/5ボウリング・フォー・コロンバイン(恵比須ガーデンシネマ)を見に行く予定だったが、やはり映画の日。混みまくり。残念無念で断念。というわけで、渋谷ユーロスペースでレイトショー。カウリスマキ・ショウ「ハムレット・ゴーズ・ビジネス」を鑑賞非常に…